書籍情報
紹介文
幕府は、享保・寛政・天保の三大改革の他にも、文政、安政の改革など、いくつもの改革を断行。然しながら何故、享保・寛政・天保の改革が三大改革と呼ばれるようになったのか。そんな、そもそも論から始まる面白い一冊です。
幕府が三大改革を行った理由を、当時の時代背景を踏まえて解説。よって三大改革のことがよくわかる以上に、江戸時代はどのような社会問題や自然災害、外交問題があったのかを知ることができます。
定免制・足高の制・人返しの法・異国船打払い令、日光社参など固い単語も、徳川吉宗・松平定信・水野忠邦はもとより田沼意次・徳川綱吉・柳沢吉保・大岡忠相・遠山景元などの歴史人物と共に、楽しんで知ることができます。
古文書を学んでいると逆に知識が偏り、全体を見失うことがしばしばあります。そんな時、江戸時代の遠近の「遠」の視力を回復させてくれるような本です。