原文
右頁:ひとつ、ふたつ、みつ、よつ、いつゝ、むつ、なゝつ、やつ、こゝのつ、とを
左頁:一(いち)、二(に)、三(さん)、四(し)、五(ご)、六(ろく)、七(しち)、八(はち)、九(く)、十(じふ)、百(ひやく)、千(せん)、万(まん)、億(おく)、兆(てう)
右頁解説
繰り返し符号(重ね字)「ゝ」は、現代では「いつつ」「ななつ」「ここのつ」と書きます。
一行目「ふたつ」の「た」は多をくずした変体仮名。川越のだんごも同字体。現行の平仮名「た」は太。
同行「よつ」の「つ」も現行の平仮名「つ」も川をくずす。また二行目先頭「いつゝ」の「つ」は徒をくずします。どのように使い分けて書いているのかは不明ですが、様々な「つ」の書き方を伝えたった以上の意味はないでしょう。
史料情報
- 表題:絵入知慧の環 初編上
- 年代:明治6.5(1873)/古川正雄 著
- 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
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絵入智慧の環
1.概論 2.にはとり 3.つくゑ 4.ゐのしゝ 5.すゞめ 6.数字