序
江戸後期（文政12）の五人組前書（五人組帳）を、くずし字史料から紐解きます。
目次
- 五人組前書とは：概要や特徴など
- 第一条：御公儀（文政改革）
- 第二条：御用（知行所（領地）ならび村方諸役）
- 第三条：年貢の納入
- 第四条：忠孝
- 第五条：勧農
- 第六条：民事訴訟（公事出入）
- 第七条：他所や地元領主からの調査協力
- 第八条：徒党・騒動・悪事および、神社の祭礼や仏教行事
- 第九条：相互扶助
- 第一〇条：博奕（ばくち）・三笠附（みかさづけ）の厳禁
- 第一一条：金銭トラブルの注意
- 第一二条：外出、旅の注意（無宿の取締り）
- 第一三条：失踪者の対応（同無宿の取締り）
- 第一四条：鉄砲所持の禁止
- 文末：親類・縁者、村役人、五人組の連帯責任
- 連印：百姓五人（五人組）ごと
- 差出人・宛名：村方三役から、旗本知行様御内へ